神通寺 住職の日記(旧タイプ)

2014年までの記録保存用です。

高山市仏教会の青年部で、伊勢へお出かけ。

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京都から直接名古屋にて合流し、
3日は伊勢へお出かけ。
仏教会青年部の研修旅行と言うことで、
伊勢神宮へ行ってきました。

最初は5名で行くつもりだったんだけど、
痛風が1名、お葬式が1名。
で、3名での旅行となりました。

伊勢神宮では、地元のボランティアガイドさんに付いていただき、
2時間、みっちりと解説をいただきながら、内宮を見学。
やはり、自分たちだけで見に行ってはわからないことを、
すごく詳しく教えていただけます。
神道の歴史、背景、仏教との関わり方、参拝者の心持ち。
いろんなことを、すべて丁寧に解説してくださいます。

そうすると、こちらがわからの神道理解とは違う視点で、
神道の側から見た神道と仏教の受け止め方がわかるんですね。
情緒的であり、神秘的であり、そして人間くさい神道の論理を、
とてもわかりやすく教えてくださいました。

これで一つわかったこと。
多くの「真宗門徒」の方々が、
れんけんにおける「神」の法座を通して、
僧侶が説得することで神と決別したり、
真宗阿弥陀一仏に帰依するのではないんだなあ、ということ。
ある意味、一生懸命解説してくださる僧侶スタッフの熱意に打たれ、
スタッフの熱意に敬意を表して、
自分の感情をあわせてくださっているんだろうなあ、ということを感じました。

逆の立場で、自分がそうだったからです。
一生懸命解説してくださる伊勢神宮のボランティアガイドさんの姿に、
理屈で反論しようとしている私の姿を感じながらも、
言葉を選びながら相づちを打っている私なんですよね。

だから、神道の論理を「踏み台」にして、
真宗阿弥陀一仏に帰依しなさい、とご門徒さんを説き伏せることが、
いかに傲慢で、一方的で、僧侶側の論理であったかということを、
とても強く感じました。
その意味では、自分の姿勢を深く問いかけられる研修となりました。

帰りには、お約束の「赤福餅」をゲット。
本店で買ってきましたよ。