神通寺 住職の日記(旧タイプ)

2014年までの記録保存用です。

黒野組主催 お聴聞の集いにご縁をいただきました。

午後から、黒野組主催の「お聴聞の集い」にご縁をいただきました。
会場は、勧学でもある山田行雄先生のご自坊でもある、専長寺さん。
久々に、山田先生とお話しさせて頂きました。

法話のテーマは、「ともに いのち かがやく 世界へ」。
今月の時報に掲載してある、「むなしくすぐるひとぞなき」のご法話をベースに、
90分のお話しです。

前半のお話しの中、善導大師の「二種深信」にふれながらお話ししたんだけど、
休憩時間に山田和上が控え室に来られて、
「あさと君、さっきの二種深信のお話しだけど、あれはおかしいよ。」
とのご指摘。(^_^;)
私の話し方では、機の深信と法の深信が、それぞれべつべつのものになってしまうとのご指摘。
「本来、二種は一具だから、矛盾するように見えて矛盾していないんだよ。
地獄一定の私であるからこそ、必ず往生一定と聞かせて頂くのが、
如来より賜るご信心なんだよね。
そこをきちんと語ってもらわないと、阿弥陀様のお救いが矛盾のままになってしまうよ。」
そういうご指摘でした。

ありがたかったなあ。
法話の現場で、こういう明快なご指導をしてくださる方って、
はたしてどれだけおられるんだろう。
「あさと君とは、これからどれだけ遇うご縁があるかわからないから。
もう私も先がどうなるかわからんからねえ。」
そういって微笑みながら、きちんとご法義の要をご指摘下さいました。

もちろん、後半のご法話の中で、その点に触れながら、
阿弥陀様のお救いは矛盾ではなく、深く頷かされる世界であることを
お伝えいたしました。

明日は、再度岐阜へお出かけ。
今度は、布教使研修会。
大阪の、石﨑博敍ちゃんがご講師ですわ。
布教の要について、あらためて学ばせて頂きます。(^^ゞ