神通寺 住職の日記(旧タイプ)

2014年までの記録保存用です。

岐阜教区 門徒推進員さんの研修会で、神通寺へ。午後からは、中村富子さんのお話と、久子さんの遺品見学。

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岐阜教区の、門徒推進員さんの研修会で、
大型バスに乗って、飛騨高山の神通寺にお越し下さいました。
飛騨組からも、門徒推進員さんやれんけん修了者が合流して、
十時半過ぎから、ご法話と意見交換。
お昼は、庫裏の広間でお弁当をいただきながらの歓談となりました。

午後からは、高山別院前の真蓮寺さんへ移動して、
中村富子さんのお話をお聴聞
手足のない母、中村久子さんに付いて語っていただきながら、
母と歎異抄の出会いや、人生の様子などを語って下さいました。
飛騨には、こんなにすごいお念仏の先輩がおられたんですよね。
しみじみと感慨にふけりながら、富子さんのお話を聞かせてもらいました。

引きつづき、富子さん直接のご案内で、
真蓮寺の庫裏に展示してある久子さんの遺品を見学。
本人が使っておられた道具や、作品、書画などを拝見すると、
あらためて生き様のすごさが伝わってきます。
これらを使い、作品を残しながら、
「普通の母親」として富子さんに接して下さったのは、
やはりすごいとしかいいようがないですわ。
ただ、お念仏に出会った久子さんの心境は、
その一端に触れられた気がして、
すごくありがたかったなあ。

「自分の歎異抄を読みなさい。」
久子さんが、娘の富子さんに言われた言葉だそうです。
つらいとき、苦しいとき、人生に大きな出来事がやってきたとき。
そういうときこそ、「声に出して」歎異抄を読むといい。
そのとき、「自分の歎異抄」に出会えるのですよ。
そんなふうに聴かせていただきました。