神通寺 住職の日記(旧タイプ)

2014年までの記録保存用です。

訃報。

みなさんは、「人生の師」と呼べる人がおられるだろうか。
 
私には、いる。
 
この人がいるから、今の道を歩んでいこうと決心したのだと、
そういいきれるだけの「師」がいる。
この人のようになりたい。
この人の歩んだ道を、私も歩んでいきたい。
だから、私は今の人生を選択し、
何かに迷ったときには「この人ならどうするだろう」と考えながら、
日々を暮らしてきた。
 
その方が、御往生された。
 
浅井成海先生。
 
学生時代にお世話になり、
結婚式では仲人をお願いし、
その後も、折あるごとにお世話になっていた。
 
今年は、第2連区の布教使研修会で、
浅井先生をご講師として依頼し、
久しぶりに再会できるはず、だった。
 
突然の訃報に、茫然自失。
いろんな思い出が頭を駆け巡り、
混乱している中で、このブログを書いている。
 
法然聖人の御往生を知らされた親鸞聖人も、
このようなお気持ちだったのだろうか。
 
娑婆の縁が尽きれば、浄土に往生するのは念仏者の人生であるけれども、
やはり、お別れは、つらく、寂しい。
 
とりあえず、8日の葬儀にお参りしてきます。
敦賀市のお寺まで、行ってきます。
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この写真は、2004年5月に、
浅井先生の退官記念祝賀会に出席したとき、
わざわざ聞法会館まで来てくださったときの写真。
あれからもう、6年になるんですね。