神通寺 住職の日記(旧タイプ)

2014年までの記録保存用です。

広島別院にて、連研のための研究会におでかけ。

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4日は、急遽、広島別院に向かうことになりました。
安芸教区の「れんけんのための研究会」に参加。
ピンチヒッターで登板しました。

門徒推進員さんと、僧侶スタッフが、半分くらいずつ参加しておられ、そのみなさんにロールプレイで体験を交えながら、「御同朋の社会とは(差別)」のご法座を実際に行っていただきました。ご門徒さんの熱い思いも聞かせてもらえました。

お念仏のみ教えは、「こう生きなければならない」という強制や限定は、一切ありません。ただそれは、「どんな生き方をしても問われない」ということではないんでしょうね。
み教えに導かれて、私がどういう方向を向いて生きていくのかを指し示していただくのです。疑いようのない阿弥陀さまのはたらきが根底にあればこそ、人生の価値判断の基準を、阿弥陀さまに問い聞いていく生き方が開かれてくるのです。
同時に、自分と違う考え方の人を、断罪したり、非難することは、私の生き方ではないと知らされます。「私が正しい」と正義をつかんだとたんに、自分以外の考え方を「間違いだ」と断罪していく自分が、み教えから問われるのでしょう。

阿弥陀さまの大悲の心を学んでいく、「学仏大悲心」の生き方を確認して、研究会を閉じました。